生き方留学

とにかくまずは外国へ行ってみたい。そこでまとまった期間住んでみたい。理由も目的もよくわからないけれど、何かが変わりそうな気がする。そんなスタイルの海外留学があります。

 

そもそも海外留学することに明確な理由や方法が必要でしょうか。例えば英語力習得のため、というと目的があるようにも聞こえますが、その英語は一体何のためのものでしょうか。具体的に何のために必要なのでしょうか。外国で仕事をするためでしょうか?
日本から海外へ出て行くよう命じられて外国に住む駐在員の中には、現地語も英語すらも話せない人がいますが、別のスキルを見込まれてそれが縁で外国に住みます。英語が必須なんていう人生はあるでしょうか。であれば一体、人生に必要なものは何でしょうか。

 

 

 

何が必要か探しに行く留学、とにかく行ってみる留学、も十分に有意義です。
最近流行のギリホリ。ギリギリワーキングホリデーです。年齢制限ギリギリ、30歳でワーキングホリデー制度を使って外国へ飛び出していくことをギリホリと言いますが、これが結構な人気です。30歳というともう社会に出て社会人として仕事をしている年齢です。大卒なら7年、高卒なら10年以上仕事をした上での、海外留学決断です。

 

決して遅すぎるとは言えないものの、実際ワーキングホリデーの年齢制限としてはギリギリですから、どうも駆け込み留学のように響きます。
頭の柔らかい、何事も吸収し放題な年代はもう終わっています。

 

怖いもの知らずにチャレンジできる年齢でもありません。ただ、社会経験を積んでいますから、教科書やテレビで見聞きするだけの知識ではなく、実際に肌で感じた実体験を多く積んでいます。良いことも悪いこともたくさん経験していますから、なにごとも一概には言えなかったり、例外があったりすることを、身をもってわかっていて、考え方の幅も確実に広がっています。

 

そんな風に毎日豊かな体験と共に社会人生活を送っているのにあえてそれを遮って外国へ行ってみようというのですから、大きな決断です。
それなりの覚悟が出来ています。ただ、若いころほど素直でもありません。

 

人生必ずしも、「これをしたからこうなった」と明白に原因と結果がつながるものでもありません。
うまくいかない時もありますから、どんなことでも想定内。そうどっしり構えられる状態で出る海外はまた一味違います。

 

自分探し、という言葉がありますが、一度決めた進路を辞めたり変えたり、方向変換することは実は外国では珍しいことでも変わったことでもありません。転校、転職、離婚、と人生もっと色々転換期があるものです。そのうちの一つとして、留学も一つの転機になります。
昔好きだった趣味を生かして学び直すもよし、若い子に交じって年甲斐も無くはじけるのもよし、意味の無い留学などありません。

 


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